Vol.16 2021.12.31

久々コラムとチェックメイトとウラカタと2021

実に9ヶ月の間が空いてしまったこのコラム。
3回目のオレのコラムで、何を考えてるのか分からない「よしくん」によってHPコーナー内で生まれたこの「コラム」。経緯もVol.3で説明させてもらった。
継続させなけなければ…wwww。

かと言え実のある話ができればいいがwwww

昔店時代のいつぞやに、よっちゃんとゴリゴリ喧嘩した時にこんなやりとりがあったようななかったような。

よ「ここまで言い合って気づいたんだけど、オレは発想力より継続力の方が下回ってるからこういう事(喧嘩)が起きたんだと思う。だからオレたちがこれからこの店をやってく為には…」
せ「だから何か?その継続はオレがしてあんたは長けた発想を活かして色々売上作ってくれるんか?」
よ「まぁそういう事だね!継続のあんた、発想のオレ、それで協力してここを乗り越えていこう!」
せ「はぁ?ふざけんなよwwww」

確かこんな感じだった気がするが、彼とこうして過ごしていくうちに、確かにその分析は的を得てると解釈した。認めたくはないけどwwww。



こんな事を書いておいて、いまはオレの日常に大きく実害が発生してるわけではないので、この話題に対して彼を恨んでるとかそういうわけではなく、
ありがたい事にこのコロナ禍でも新しいファミリーとの出会いや、いろんな不安を乗り越えたいまでも、支えてくれてるファミリー達がいるお陰で活動もできているわけだから、
コンテンツがある以上は、ペースの乱れがあれ「継続」する必要があると、ふと思ったのだ。
なんだかんだ色々あった2021年も終わり、追い討ちで発信していく事もまた一興かなと思ってますwwww。



GYBにとって、今年の大きな目玉はやはり「Checkmate Ivory」と「Checkmate Evony」が出てそれのツアーを周り、2回延期になってしまったNAGOYA club Quattro公演をそのツアーファイナルとしてなんとか無事完了させた事。
これについては、史上一番長いコラムが書けそうと言ってたよしくんが、
どのタイミングでもいいもんで彼なりの振り返りを書いてくれると思うので、そこまで大きく触れる事はない、と思ってるwwww

強いて触れるとすれば、
オレ個人的に新しい試みがあった事。それらは全てオレのマインドにはなかった事ではあった。
それこそせっかくホームページを作ったんだから、
「Checkmateリリース記念特設ページ」を増設、そこに各作品の紹介や、メンバー揃ってのインタビューなどをインディペンデントでやらせてもらった。

インタビュアーを担ってくれたHatsuくんとは昔からの仲で、かつてシンガーソングライターとして共に活動してくれる事が多く、近くでいろんな楽しい事をした(ここでどこまで触れていいかはわからないので、詳しくはライブハウスで会った時にでも直接質問しにきてくれwwww)。


何より作品に対しての、既存曲再録やコンセプト縛りは、オレにとっての新境地ではあった。
「Checkmate Ivory」に関しては、割と素の自分を出す事ができたから難易度こそそこまで高い事もなかったが、
ただやっぱり「花火」のような攻めるギターとは一風変わった、枯れたようなサウンドを構築するのは一筋縄ではいかなかった。

「Checkmate Evony」に至っては、普段からエッジの効いたギターをかき鳴らしてきた自分にとって、全体の楽曲の中でのギターの差し引きを、物凄く考えさせられた作品な気がする。

何より驚きなのが、
語弊を恐れず言うならば、キャパ100人規模のライブハウスで活動するようなこのバンドが鳴らす楽曲とは思えないスケールの大きいアレンジで仕上がり、
それは、そのライブハウスの先を活動を示唆するような楽曲に感じた事。
もちろんいろんな部分で手前味噌なところはあれど、作品の意図からしてもそれを感じ取る事ができた。
バンドとしてできる幅が広がり、聴き手を飽きさせないといういい傾向だなと思う。
相変わらずうちのよっちゃんには驚かされるし、
それを昇華するいすいさんもやっぱすげーよな。

そしてその「作品」に感動し、SNSなどで感想を貰えたりライブ会場で直接感想を聞けたり、
いま思ってくれるGYBファミリー達の胸に確実に突き刺さったと感じる事ができたのが今年のハイライトな気がする。

日常の生活の中に忍ばせるイヤホンから聞こえてくる音楽に一喜一憂して、目の前の課題や困難を乗り越えようと頑張る、一人一人に寄り添う曲が書けているという事は素晴らしい事だなと思ってて。
今回はオレがあんまり作曲できなかったけど、GYBがそうゆう風にしっかり成長出来ているという喜びを感じる。



それからオレ単体で言うなら、ウラカタに大きな変化が起きようとしている事。

最初の緊急事態宣言が明けたあたりで、ウラカタシゴトにも起伏が激しかったりしたが、
もうすでにコロナ前のシゴト事情のままだとシンプルに規模が少なくなるわけだから、やれ誰それのいがみ合いやくだらないありもしない噂で騙し合ったりとか、そんな面倒臭え未来が既に見えていた。

コロナ前のオレのウラカタ業界へのそのガツガツした姿勢の目的としは、
生活云々というよりも遥かに、その現場の景色から得る事を目的としていて、
それがオレの人生においていい勉強になるという事と、GYBの活動において知識として持っておいて損のない情報が沢山あるという所。

割とその辺は、Vol.7の「社会悪」で綴ったけど、その辺が既に分かってたオレは周囲に目もくれてないし、くだらない世界への一線を退く意向だけは持ってた。

その代わり、思いっきり視点を変えた。
変えたというより、根本に戻ったって感じかな。

オレがウラカタに興味を持ち始めた時期やきっかけはあんま覚えてなくて、
完結に思い起こすなら、たぶん10年くらい前に、

昔津々浦々ライブさせてもらった → 各地のスタッフさんに感謝 → 音楽もなかなかうまくいかないし、人の手助けになることもできるようにならなきゃなぁ → 演者さんのためになる事をしたい & お世話になってる箱に裏の部分でも貢献していきたい

とかだったような気がする。

足を踏み入れてからは、なかなかに紆余曲折があって、「そうかこんな事もできるようにならなきゃいけないのか」と、キッカケのたんびに向かう現場は多岐に渡りできる業務を広げて行き、もはや最近は何屋なんだろうとぼやいたりもした。

当時のキッカケがいつからはうる覚えだったにしても、その衝動ってのは、
いま自分達が活動させてもらってる「ライブハウス」に向けてだったはず。


現にコロナ前は直接ライブハウスの制作の手伝いをさせてもらっては感謝も戴け、それを終えた時の達成感も都度あった。
コロナ禍でなくなってしまったライブハウスもあるが、いまのままだと現存のライブハウス減少も時間の問題だし、コロナ前に出演していた幾多のバンドが、コロナ前のように帰ってくるかどうかもわからない不安な状態だ。

とりわけGYBは、本当にありがたい事にコロナ禍でもリリースさせてもらったり、どうにかこうにかライブハウスに出演させてもらっては、アーティストとして「死んでいない」活動をさせてもらっていた。

こんな今だからこそ、お世話になってるライブハウスに恩返しする事が、まさしくウラカタとして持つべき「マインド」なんじゃないかと思って、オレはコロナ禍に意味もなく営業のしてないライブハウスに通った。当然稼ぎなんて1円もない。移動を考えたらマイナスでしかない。

関係ねぇって思った。

ライブハウスに通っては、稼ぎになるかわからない提案をしてみたり、ずっと勉強していたPAをギャラなんてもらわずやらせてもらい、まだまだ活動できるバンドマンに、配信やゲネプロを進めてみたり。
また宣言と宣言の間では、時短の空気を読みながら、昔じゃ考えられない「ライブハウスで人狼」をやってみたり。
とにかく通常のライブハウスじゃイメージがつきにくい案を出しては、実行してみた。


世間ではなかなか批判を受けたライブハウス業界だけど、不器用ながらいろんな事を考えて挑戦してる人も増えてると思うし、言ってしまえば、オレたちもその一種ではあるよね。


2022年はGYBに活動をさせてもらえる「ライブハウス」に焦点を充てて、お客さんをより満足させられるような「ウラカタ」を目指すべく動いていこうと思う。既に色々決まってるけど、根本的にどういう事をするのかはここでは伏せておこうかな。


言わずもがなGYBも、この忙しい年末に2022年一発目のシングルリリースが決まったり、Yumerika*とのコラボ音源の準備も着々と進んでる。


あとはRyu Kuriyaだな、、
ライブも色々決まったりもしてるけど、あれもこれもどれもそれもやってると、おそろかにするつもりもないけど全て完璧にはできんよね、とほほ。
「シゴトハウラカタヒョウゲンハヒキガタリ」の名が泣かないように、しっかり水面下で動いていこうと思います。。

というわけで相変わらず長くなりましたが、今年1年本当に皆さんに助けられました!

こんな情勢だからというわけではないけど、みんな本当に身体には気をつけてね!無茶はいいけど無理はしたらいかんからね!
みんなが健康に過ごせているから、いまのオレやGYBがあると思ってるんで、
このまま一緒にもっと面白い事を沢山やっていこう!

また2022年もよろしくねー!!

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