Vol.15 2021.03.21

自業自得と理不尽

突然だけど僕は、人間関係のトラブルで自分自身に何かマイナスな事が起きた時に、それは"自業自得"なのか"理不尽"なのかよく考えるようにしている。(つもり)

例えば仲間だと思っていた人が、ある日突然牙を剥いてきたとして、その理由が先に述べた二つのうちどちらなのか、それが分析できるかどうかで、今後の成長が決まると思う。
その分析が自分自身と未来を大きく変えると思う。


ちゃんと大学を出て、立派な会社に勤めてきたような、模範的な人生を歩んでこなかったからか、それはそれは色々な経験をさせてもらった。
まさに上記のような人間関係トラブルも何度も経験した。
当たり前だけど、その度によく考えた。
自分のために。


例を挙げるとしたら、大須でお店をやっていた時代。
たった一人の"理不尽な反逆因子"がキッカケとなり、沢山の謂れの無い非難や、正しくない攻撃を受けた。

それに触発されて、一人、また一人と僕の元を去っていった。

でもふと周りを見渡すと、せんむやマコ、それこそ今サポートをしてくれてる西田だったり、変わらず近くにいてくれる人がいた。(西田はただの利害の一致かもしれないけれど笑)

何が言いたいかと言うと、時として理不尽かつ残虐的な攻撃を受ける事があるけれど、それは所詮"中身の無いまやかし"であり、そんな物のせいで、自分の周りから全ての人が消えるなんていうことは起きえないという事。


では逆に、自分の周りから人が消える時や、心から信頼しあった仲間が自分の元を去る時はどんな時だろう。

それは"自業自得"な事が大半だろうと僕は思う。

こちらも例を挙げるとしたら、GYBの創世記がそうなんだろうと思う。

僕の至らなった所、身勝手さや、仲間への信頼やリスペクトの薄さ。
そんな事が"業"となって、自分に返ってきた事があった。
十年来の仲間だったせんむも背を向け、それ以外にも沢山の人が僕の元を去った。
そして僕は完璧に一人になった。

先に挙げたひとつ目の例と違い、この件は"理不尽"で片付けられる物では無かったので、しっかり省みた。
自分を戒め、改め、時間をかけていくつもの問題点を解決していった。
それからも紆余曲折はあったけれど、少しずつ周りの信頼を取り戻し、一歩ずつ進んできた。

そして今は、幸せすぎるほど人に恵まれている。

まだまだ課題や解決しなくちゃいけない問題はいくつも抱えているけれど、なんとか前を向いて歩いていけている。



このコラムは別に誰に向けた訳でも無く、自分自身への喝のような物。
でもこのページを開いてくれた人にも届くと良いなとも思う。

もし人間関係のトラブルで悩みがあるなら考えてみてほしい。
そのトラブルは"自業自得"なのか"理不尽"なのか。
"自業自得"だと思うのなら、改善していってほしいし、"理不尽"だと思うのなら、毅然としていてほしい。

間違っても"自業自得"を"理不尽"だと思い込み、成長のチャンスを捨てたり、周りを失望させたりしないでほしい。
逆も然り、"理不尽"を"自業自得"だと思い込み、無実の自分を責めないでほしい。

ここまで読んでくれた人は、きっと僕にとって大切な人だろうから。




みんなの人生がより素晴らしい物になりますように!

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