Vol.11 2020.07.30

Believer

ちょっと今回はカラくなる事もあるかもしれないけど、希望は見据えてるので、悪しからず。


さておじさんの昨今ですが、
イベント業界のシゴトがコロナどセンターで被害を受け、違った仕事で間に合わせて日々を過ごしていこうとしてたなかで、

そんな事すらも、そんな間に合わせの仕事は無駄な時間を消費してるとして、
それならばとバンドの制作に活動の重きを置いてここ数ヶ月は過ごしてきました。


まぁこればっかりは仕方がないし、憂い持ってたってしゃあないもん。だってオレがやってきたいシゴトってさ、

・ジャンル問わず、ことイベント、催しにおける運営
・コンサート関連の会場の設営
・ステージPAオペレート
・催しにおける制作、企画

だから、どれもやりようがないというか、この環境は大多数の人を入れての開催となるので、3蜜であったり、いまの情勢に反し易い環境を作りかねないんよ。

話にあげたバンドの制作以外にも、新しく手につけようと食らいついてるモノもちらほら。

・本格的な楽曲制作 ← マジで脳みそフリーズ中
・小さいところからコツコツと営業やきっかけ作り ← 時間の投資
・Ryu Kuriya単体アーティストとしてのドデカい挑戦 ← 特権はフルに使います。自信はあるかないかで言ったら、どうだろう。爆笑

頭かち割れそうなぐらい、いろんなジャンルに日々頭を悩ませて動いてます。。
ホントこれも経験だし挑戦だよな。不器用なオレの地団駄も後で笑い話になればいいけど。
ま、大きな挑戦ですわ。




その筆頭であるバンドの制作に活動の重きをここ数ヶ月置いてきた事に関して、理由は単純明快で、

「オモテもウラも業界全部をひっくるめて言える事で、この八方塞がりの状態だとするなら、行動が売り上げに直結せずとも、未来を見据えて自分たちを一段階も二段階も成長させるために、何か仕掛ける、もっと言えばみんなの信頼に応える"準備"に"時間"を費やした方がいいのでは??」

という事なんだよね。
これはオレ自身から先陣切って発案行動に至ったワケでもなく、まぁそこはうちのリーダーである(?)、よしくんが先陣を切ってるという感じは否めないんだけど。
まぁそこは別に井水優菜でも誰でもいいんだけど!やっぱりそこはリーダーよしくんのいいところではある。猛爆


あーでもないこーでもないの応酬の日々でした。
現場シゴトをしてる時は、頑張ったぶん結果や報酬が目に見えてわかる部分があったから(性格が単純なもんですみません)、割と去年の個人活動のモチベーションにつながってた部分はある、ぶっちゃけ。


ただ音楽の制作とか演奏とか、ジッサイ目に見えないどころか、これをやって本当に大丈夫?と思うモノを日々積み重ねるっていういわば「挑戦」は、
結果を出せた時に、
世界を救うとかは大袈裟だと思うんだけど、少なくともオレが知る周りの人への「明日への糧」とかには繋がると思ってて、
それにオレはその「時間」を物凄く投資した部分がめちゃめちゃ多かったのね。



それで蓋を開けたらちゃんと待ち望んでくれてた人が沢山いてくれてた人が多かった事に、言うてオレも人間だから「ああ、やって良かったな。」って本気で思うのよ。
ましてやオレも今回シゴトに明け暮れようと思えば明け暮れられたのを、
コロナ禍で全体的に大打撃くらっちゃってるのは、お堅い仕事や現場にだって同じ事は言えるわけだからさ。
だから制作に時間を割きまくったぶん、その反応だったり、オレたちに自信をつけてくれるみんなの良い反応を見て、
なんつうか、「感謝で支え合ってんなぁ。」っていちばんしみじみするところではある。



ただ勿論、その逆も然りなのね。
カラい事言うようだけど、
たかだか全世界で蔓延しきっちゃってる「イレギュラー」があって、
全世界がなんの操作か分からないものに「不安」を煽られちゃって、
そんなみんなに勇気を与えてきてくれたアーティストを信じきれなくなっちゃってる人も、SNS見てると多々見られる。

そういう片鱗を垣間見ると、先述したとおりオレも人間だし、みんなも人間だからしょうがないけど、「たかだかこんな情勢に振り回されて、あいつらの気持ちドコ行っちゃったんだろうな。。。」ってガッカリさせられちゃう部分も、ないって言ったら嘘ではない。


この情勢を受けて今、「ライブハウス」や「アンダーグラウンド」「サブカルチャー」ってのが本当に淘汰されるかも?なんて説もふつふつと上がったりするのも見かけたりしてて、
オレなんか個人的に思っちゃうけど、言ってしまえばその上記3点こそが、「オレたち社会人が一番輝ける機会」だし、もっと言えばそれを「身近に体験できる唯一の希望」なんじゃないかなって思ってて、
それを「不安」な気持ちに苛(さいな)まれて、気持ちをアサッテの方向に持ってっちゃってるような印象をもつ人も見受けられる。悲しいけどね。




そう考えたら、オレは今まで結果をいち早く求めてた去年があったからこそ、
最悪の今年2020に「GYB」という存在にバイタリティーを預ける事ができたのかもしれないね。
言うなれば「Believer」だ。信じてるから。

オレは「Daydreamer」「空想家」ではない。ないというより、そんなアテもない一つのことだけにすがりついて頭も使わず努力もせず鼻くそをほじって暇を持て余すなんて事は今はしない。
わからん、足りない部分は沢山あるけどね。

少なくともそんな時期は20代のガキの頃に散々過ごしてきて見てきて、身体だけを酷使して、頭は不安に苛まれ、心身共に人生を見事にボロボロにしてきてる「拭いきれない経験」がある。
申し訳ないけど、その経験はどうひっくり返ってもあいつら2人にはない。もしかしたらこれから訪れる事はあるかもしれないが。

じゃあなんでいまそれでもあいつら2人とつるんでやれてるどころか、いまこの情勢のタイミングで灯火を消さずに何か企んでやれるかっつったら、
あいつらの思想や行動が、空想でも何でもなく、信じてここまで進めてきてこれてるからなんだよね。
それは「Daydreamer」でも何でもなくこれこそが「Believer」なんだよ。

あいつらの隣でギター弾いてると最近よくわかる。
そりゃ凸凹ではあるけど(オレも含めね)、なんかほら、ほとばしってんだよねぇ!わかるでしょ!わはは!



もちろんオレはあいつらのメンバーだから、その裏も日常も知ってるし、何遍も言うけどあいつらもオレと同じ「人間」だから、色んなものに苛まれてる瞬間は多い。
当然オレもそうで、何もしないと不安で寝れない日々もいまだに続いてる。

それが故にその反動で物凄い場面をひっくり返しちゃう一面とか、垣間見える部分って最近バンドをしてていっぱいあってさ、
みんなが信じてくれているのってそういう部分があると思うんだよね。



少なからず今回のこの情勢を受けて、本当に必死に悩んで考えて行動に移して発展してる人たちも周りを見渡せば、いるいる、全然いるよ!
そういう人たちは、カッコいい。笑けるぐらいライブがカッコいい。
だし、バンドやアーティストに限らずウラカタやライブハウスにもそれを感じる事が全然ある。

それを類で括った時に、
オレから見てあいつら2人もその類であった事に衝撃だっただけで。
オレなんか、むしろあいつらから感化されちゃってるぐらいなんだよ、
いい歳してそこはオレ情けねーなー、もっと感化させて引っ張ってやんなきゃなって思ったもんね。
でもあいつらをとりあえずいまは信じてるってだけ。至ってシンプル。
あとはまぁ、この奇しくも情勢という絶好の機会で、もっと自分を公私共に奮い立たせたかったのもあるかな。



ただ、悲しい事に
苛まれてその場で立ち尽くしちゃってたり、
不安に煽られちゃって慌てちゃって自分の本質を忘れちゃって、
謎な行動とってその場しのぎで自分を安心させちゃったりしてるなんて人も
オレの目から見えちゃってる部分がある中で、
そんなもんオレまで苛まれそうになる瞬間がある。笑っちゃうけど、笑い事じゃないからやめてくれ。。

コロナから少し落ち着いて、久々現場のオファーが来たから何日か手伝ったんだけど、
現場で久々顔合わせた古株連中を見て、まさに、、だったのよ。
あぐらかいてばっかで、何も感じなくってさ。。
「そんなんでオレたちウラカタが客を喜ばせられるんか?」と思い反吐が出たぐらい。
負の連鎖って、移るモンだからねぇ。怖いよ??
その恐怖も、オレが気持ちを切り替えて新たな挑戦に挑もうと思った原因の一個かもしれない。
隠すつもりもないから言うけど。みんなも気をつけてね?




まぁまぁ相変わらず脱線してツラツラと書いたけど、
もしかしたらそう前向きに思わせてくれたのは、うちの2人の「Believer」たちかもしれない。



おじさんは絶賛「感化」なうです。




今回のこの全世界に蔓延してる「敵」は、なかなか手強いと思う。誰を責めてもしょうがないし、元凶そのものしか悪くない。

だからいま一度、大事だと思う人、大事にしてくれた人、って本当に自分の眼で心で気づいてかないといけないし、
これからも大事にしてった方が絶対いい。

不安は誰にでもあるから、
一人間として物凄く共感してあげられるんだけどさ、
それで自分の事ばっかりに目がいって、本質忘れてフラフラと奇行に走ると、
何一ついい事なんてないよ?

これはガチ。

しっぺ返しが必ず訪れる。
自分がその時に「これだ!」って思ったんだったら、こんな「敵からの恐怖」にブレずに大事にしてやんないと。
あとは感謝ね。
少なくともお互いに人間同士、支えてくれている勇気づけてくれてる恩があるんだからさ。
背中を押してくれた恩があるんだから。


そんな中途半端だと、まじ簡単に裏切られるし、
オレは裏切ったし沢山裏切られてきたからこんだけ言えるのかもしんないしね。


もし、心当たりがあったりして、自分の心が悲しくなって、「うわーん!せんむおじさーん!!」とか泣きつかれたって、オレは知らないからね!!猛爆
わかんない、もしかしたら話聞いてあげちゃうかもしんないけど。



笑い事じゃなくて、そんくらいオレには「暇」がない。

なぜなら、あいつらを信じて、隣でごりごりギターを弾く事によって、
前はパーセンテージ100%で自分を棲み分けてたのを、
200%、300%でやる事になるからね。シゴトも人生も。

信じてくれてるお客さんやオレの周りの人を最高に幸せにしてやらなかんから、それに忙しくなって構えんくなっても、しらんよ!!!

「信じるものは救われる」
神様なんて信じちゃいないけど、これこそまさに、いい事言ってるよな。。
歳とると染み渡るわ。。やれやれ。

本当の「信じる」って何なのか、
いまこの御時世だからこそ、見極めていけたら絶対乗り越えられると思うから、
不安に苛まれてる人は、まじで頑張ってほしい。
「前進」の為に必死にもがいてる人がいるなら、オレは助けたいもん。
君たちの笑顔でオレは救われてるからねえ。


そんなに自分の見えてる視界が、混沌としてて困惑させられてんなら、こんなところで一つだけ助言するとしたら、

Close your eyes, Believe in "fxxkin'"yourself.


だね!

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